切干大根を食べる
切干大根という言葉は、「千切りにした大根を加工した保存食」と「乾物の切り干し大根を使った煮物」の二つの意味で使われています。切り干し大根は、生の大根とは違う食感と風味が活きた食材なのです。
乾燥させる理由
食材を天日で乾燥させて作る乾物は、人間の知恵が生み出した素晴らしい食材加工法であるといえます。乾燥させて水分を飛ばすことで、食材の旨味を凝縮すると同時に嵩を減らし、場所を取らなくしています。そして、日光や風にさらされることで食材に含まれる栄養価が変化して生の時とは違う風味が付きます。流通の発達で、どこでも鮮度を保った食材を手に入れられる時代になっても乾物が無くならないのは、生の食材を上回る利点があるからなのです。
切干大根の製造工程とは
乾物としての切り干し大根は現在工業的に大量生産されているものがほとんどで、個人的に作る機会は少なくなっているといえます。もしも、消費しきれないほどの大根が家にあるのならば、自家製切り干し大根を作るのも一つの手です。切り干し大根は、皮を剥いた大根を輪切りにして一定の大きさに拍子木切りにしたものをザルに敷いて天日で乾燥させて作ります。秋から冬に掛けての空気が乾燥した時期に作るのが一般的です。
切り干し大根の保存
乾物である切り干し大根は生と違って常温保存することが出来ますが、糖分を含んでいるため常温下では変色を起こすことがあります。味や品質には問題はないものの、気分の良いものではないかも知れません、変色を防ぐためには、冷蔵庫や冷凍庫に真空パックをした上で保存するのがベストです。
切り干し大根の煮物のレシピ
切り干し大根は、生の大根と比べてもクセが少ないので様々な料理に活用できます。細かく刻んで炒め物に入れたり、水で戻してサラダにしたりと活用法は様々です。ここでは、もっとも一般的な切り干し大根の煮物のレシピを紹介していきます。
切干大根レシピ
材料(4人分)
切り干し大根…50g、油揚げ…1枚、干ししいたけ…2枚、ニンジン…1/3本、砂糖…大さじ2杯、醤油…大さじ2杯、みりん…大さじ1杯、油…大さじ1杯
作り方
切り干し大根は軽く水で揉み洗いして表面の汚れを取って、ボウルに移して水かぬるま湯で10分ほど漬け込んで戻しておきます。干ししいたけも水洗いしたあと石突を外して水で戻します。油揚げはお湯で茹でて油抜きしておきます。ニンジンは千切り、油揚げと干ししいたけは細切りにします。切り干し大根と干ししいたけの戻し汁は、後で使うので捨てないようにしましょう。鍋に油を引いて、切り干し大根・ニンジン・油揚げを入れて軽く炒めていきます。全体に油が回ったら、全体が浸るほどの戻し汁を加えて煮込みます。アクが浮いてきたら取り除き、干ししいたけと砂糖を加えて落し蓋をして煮込みます。沸騰してきたら醤油とみりんを加えて、汁気が無くなるまで煮込めば完成です。
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